地中熱とは
地中の温度は、その地域の平均気温とほぼ同じ温度になると言われています。たとえば、愛知県名古屋市では年間平均気温が約16℃(平年値)※です。このため、夏は16℃だと少し涼しく、冬は16℃だと少しあたたかく感じます。この温度を建物内空間に活かすのがジオパワーシステムです。井戸水が夏冷たく、冬暖かく感じることや、カエルなどの変温動物が冬場、地中で過ごすこと(冬眠)などを考えると、イメージしやすいのではないでしょうか。
(※参考:2019年 平均気温と降水量の平年値比較[名古屋] 愛知県ウェブサイト)
ジオパワーが利用する地中5m付近の温度
井戸水が夏冷たく感じる、冬暖かく感じるように地中内は外気に影響されずその地域の平均温度で安定しています。特に深さ約5m前後の地中熱は地盤の特性により夏は比較的温度が低く、冬は比較的温度が高いことが分かります。(グラフ参照※クリックで拡大)GEOパワーシステムはこの深さ5m~7mの地中熱を専用の熱交換パイプにより安価で効率よく利用することができます。
GEOパワーシステムのしくみ
空気浄化のひみつ
地中に埋設した専用の熱交換パイプ(GEOパイプ)には、地中熱による温度の底上げ・底下げの効果だけではなく、パイプ底の水の特性を自然なカタチで活用した「空気の浄化」という副産物的な効果もあります。空気中のチリやホコリ、花粉、PM2.5などがパイプ底の水付近を通過する際、水に吸着することで、室内に送り込まれる空気がよりクリーンになる仕組みです。すがすがしさを保つため、パイプ底の水は定期的に交換。また、湿度が高い季節はパイプ内での結露で、空気中の余分な水分を取り除き、一方、乾燥する季節は、パイプ底の水により加湿され、過度な乾燥を防ぎます。
花粉程度の大きさの粉塵は90%以上カット!
グラフが示すように、花粉ぐらいの大きさ(5μm)の粉塵では、90%以上カットできていることが確認されています。(ジオパワーシステム社調べ)また、PM2.5(ここでは2.5μm以下の粒子を表す)の除去についてもある程度の効果があると言えます。(※粉塵除去の効果は地域、条件等により異なります)
地熱の家の住まい手からは「毎日、空気がキレイですがすがしい」「家にいると花粉症がやわらいだ」等、嬉しい声をいただいております。