【地中熱】　地中熱利用施設　導入事例のご紹介～様ついてご紹介～

こんにちは、地域密着58年愛知県日進市の工務店伊駒建設です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は地中熱利用換気システムのジオパワーシステムの導入実例「市庁舎のバス停休憩コーナー「こかげ」」についてご紹介します。

ジオパワーシステム導入事例

長門市役所様新庁舎「こかげ」（山口県長門市）

山口県長門市が建て替えを行い、令和元年8月に完成した新市庁舎は、木造と鉄筋コンクリート造を組み合わせたハイブリッド構造を採用しています。（地上5階建て、延べ床面積は約7,200平方メートル）

建設当時、木造庁舎としては全国でも最大規模を誇り、全フロアに耐火性能を備えた木製の柱と梁を導入しています。使用されている木材は、市が所有する森林から調達されたものです。

また、庁舎敷地内には、地中熱利用屋外施設用システム「こかげ」が、回廊内のバス停近くに設置されています。

地中は年間を通じて一定の温度を保っており、「夏は涼しく、冬は外気より温かい」温度差エネルギーが眠っています。

この地中に埋め込まれた専用の熱交換パイプを通して外気を取り込み、特に夏季には外気よりも涼しい空気をベンチ前の壁面から吹き出すことで、憩いの空間を生み出しています。専用の熱交換パイプには空気浄化機能もあり、花粉や粉じんなどを80％以上除去して、体にやさしい清涼な風を提供します。

バス停を訪れた方からは、「思ったより涼しい」「自然エネルギーを活用していて環境に優しい」といった感想が寄せられています。今後も、バスの待合所としてだけでなく、市民が交流するコミュニティスペースとしての役割も期待されています。

ジオパワーシステム施工データ

市庁舎「こかげ」の地中熱利用換気システムのDATA

完工：2019年8月

ジオ施工：株式会社ジオパワーシステム

タイプ：地中熱利用屋外施設用システム「こかげ」

ジオパイプ：1本（φ380）

休憩所の地中熱利用換気システム施工の流れ

ジオパワーシステム施工の流れ

地中熱ジオパイプ埋設①
地中熱ジオパイプ埋設②
配管・配線①
配管・配線②
配管・配線③
吹出口設置

ジオパワーシステム粉塵除去のしくみ

地中熱利用換気システムのジオパイプは二重構造になっており、地中で熱交換した外気を効率良く取り込むことができます。また、空気を浄化する機能もあり、取り込んだ空気中に含まれる花粉・チリ・ホコリなど80％以上除去します。

ジオパワーシステムのしくみ

冬のジオパワーシステムのしくみ

冬、陽だまりの暖かさを…

冬は温度の高い地中熱や太陽熱、生活発生熱を蓄熱し自動的に家の中を換気・循環させて、夜間の冷え込みを防ぎます。

あなたのPCは大丈夫？？「ランサムウェア」にご注意を！

近年、企業規模を問わず、突然「PC内のファイルが暗号化された」「データが閲覧できなくなった」といった被害に遭うケースが増えています。これはいわゆる「ランサムウェア」と呼ばれるサイバー攻撃で、業務を停止させるだけでなく、復旧のために金銭を要求される恐れがあります。組織の信用失墜や取引先への影響を考えれば、まさに他人事ではない脅威です。今回はそのランサムウェアについて「知る」「防ぐ」「備える」という視点で整理してご紹介します。

ランサムウェアとは？

「ランサム（身代金）＋ソフトウェア」を組み合わせた造語で、感染したコンピュータやファイルを暗号化、またはアクセス不能にし、「元に戻すためには代金を支払え」と要求する不正プログラムのことを指します。

ただ暗号化するだけでなく、近年ではデータを盗み出して公開すると脅す「ダブルエクストーション」や、暗号化せずにデータ搾取だけを行い公開抑止を代価とする「ノーウェアランサム」など手口も進化しています。また、攻撃対象も個人だけでなく、企業・行政・医療機関など幅広く、特に業務停止による損害が見込まれる組織が狙われがちです。

ランサムウェアについて

ランサムウェアを防ぐには？

被害を未然に防ぐためには「OSやソフトウェアを最新の状態に保つ」「定期的に更新・パッチを適用する」ことが基本です。脆弱性を放置しておくと、そこから侵入させるリスクが高まります。

また、メールの添付ファイルやリンクには慎重な対応が求められます。いつもと同じ形式に見えても偽装されていることが多く、安易な開封を避けるべきです。さらに、ネットワーク面では「VPN機器・リモートデスクトップ等の外部接続手段」のセキュリティが特に狙われています。

強固なパスワード、多要素認証、不要なアカウントの削除、アクセス権限の最小化などが効果的です。そして、万一に備えてデータのバックアップを別ネットワークやオフラインで保存しておくことも欠かせません。被害が起きても復旧の可能性が高まります。社員や利用者の「セキュリティ意識の向上」も、脆弱な攻撃ルートを防ぐ鍵となります。

ランサムウェアにかかった時の対処法は？

もしランサムウェア被害に遭った場合、感染した機器をネットワークから即時に切り離すことが被害拡大を防ぐ第一歩です。つまり、まずLANケーブルを抜く、WiFiをオフにすることを優先しましょう。

電源をすぐに落とすのも一つですが、調査に必要な記録（ログ）が消える恐れもあるため、専門家と相談しつつ慎重に対応すると良いでしょう。次に、被害の状況（どのファイルが暗号化したか／流出したか／どの経路から侵入されたか）などを調査し、ログや証拠を確保します。

また、支払いを要求されても、言われるがまま即座に振り込むのではなく、信頼できるセキュリティ専門機関・警察（国内では警察庁のサイバー犯罪相談窓口など）に相談し、どのような対応が可能かを検討しましょう。場合によっては、暗号化解除ツール（No More Ransomプロジェクトなど）が使えるケースもあります。最後に、復旧が終わった後は「なぜ被害が起きたのか」を振り返り、再発防止のための体制整備・教育強化を行うことが大切と言えるでしょう。