カフェスペースと居住部分と繋がっていながら、外観の色を変えることで独立性をもたせています
▽こだわりポイント▽
・来客が多いため、大人数が過ごせるLDK
・リビングまで見渡せるアイランドキッチン
・住宅とカフェが一体化した建物は外壁の色を棟ごとに変え分かりやすく
・カフェカウンターは外の景色を楽しめるよう大きな窓に
奥様希望のアイランドキッチン。ダイニングからリビングまで見渡すことができ、複数人でも使いやすい
バリアフリーの床は愛犬の足にやさしい素材をチョイス
家づくりでかなえられたことは何ですか?
・リビングの吹き抜けで明るい室内
・お父様や愛犬にもやさしいバリアフリーの間取り
・カフェスペースの併設で奥様の夢を実現
・趣味の映画鑑賞を楽しめるDVDの専用棚
奥様が友人とカフェを始める予定のスペース。キッチンカウンターには星の形の照明でアクセントを。
お父様の居室は、移動しやすいよう玄関からすぐの場所に配置しました。
コレクションしている映画のDVDがちょうど収まるように造作した壁一面の棚が圧巻。
アトリエ建築家との打合せはいかがでしたか?
私たちが住んでいた築50年の家は、昔ながらの動線や暗さ、脚の不自由な父の生活のしづらさが目立ち、建て替えを決意しました。敷地は高低差があり、三角形の変形地で国道や線路に挟まれているという難条件でしたが、建築家の提案により素晴らしい家が完成しました。
まず、道路沿いに大きな窓を設けるのではなく、リビングの吹き抜けから光を取り込む設計を提案していただきました。これにより、視線や音を気にすることなく明るいリビングが実現し、家族全員がくつろげる空間となりました。
また、父の脚や愛犬のことを考え、1階をバリアフリーにし、お風呂や玄関に腰掛けを設置するなど、細やかな配慮が随所に見られました。
打合せの過程で特に印象深かったのは、駐車スペースの確保です。以前は家から離れた場所に駐車していた3台の車を敷地内に収めることができ、家族全員の移動が楽になりました。さらに、来客時に役立つ2台分の余裕も生まれました。
また妻の夢であったカフェスペースも併設しました。建築家がカフェや喫茶店を好きという共通点を持っていたこともあり、意見交換を重ねながら、使い勝手の良いコンパクトなカフェスペースが完成しました。
家族の靴を収納するシューズクローゼット。周囲に手摺りを取り付け、さらに荷物を置いたり、靴の脱ぎ履きがしやすいようにベンチを造り付けています
吹き抜けの明かり採りの窓から光が差すLDKは大きな窓がなくても十分な明るさ
実際にお住まいになっていかがですか?
新しい家に住み始めてから、私たちは生活の質が大きく向上したことを実感しています。まず、リビングの吹き抜けから取り込まれる光のおかげで、室内が常に明るく快適です。視線や音を気にすることなく、家族全員がリラックスして過ごせる空間が実現しました。
父の脚や愛犬のためにバリアフリーの設計が取り入れられたことで、日常生活が格段に楽になりました。特に、お風呂や玄関に設置された腰掛けは、父にとって大きな助けとなっています。以前の家では、暗く狭い動線が悩みの種でしたが、新しい家ではそれが解消され、快適な生活が送れています。
また、駐車スペースの確保により、来客時に役立つ2台分の余裕も生まれました。これにより、友人や親戚を気軽に招待できるようになり、家がますます賑やかになりました。
さらに、妻の夢であったカフェスペースが完成し、友人たちとの交流が一層深まりました。コンパクトながらも収納や作業スペースが充実しており、使い勝手は抜群です。窓の外の電車を眺めながら過ごすカウンター席は、特にお気に入りの場所です。カフェスペースのおかげで、家がまるで小さなコミュニティのようになり、訪れる友人たちとの絆が強まったと感じています。
新しい家に住み始めてからの毎日は、驚くほど豊かで充実したものとなりました。家族全員が健康に仲良く暮らし、多くの良い思い出をこの家で作り続けていけることが何よりも嬉しいです。これからも、この素晴らしい家で過ごす時間を大切にし、日々の生活を楽しんでいきたいと考えています。
カフェの入口。緑のドアがおしゃれです
階段下を活用した洗面スペース。洗面台の下は、車椅子でも利用しやすいようオープンに。掃除のしやすさやすっきりとして見えるのも利点です
家族構成:ご夫婦+父
敷地面積:188.64㎡(57.06坪)
延床面積:133.32㎡(40.32坪)