コラム

【家づくり】 住宅性能コミットメントその1~耐震等級3に暮らすとは


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こんにちは、地域密着58年 愛知県日進市の工務店 伊駒建設です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は伊駒建設が加盟している「住宅性能コミットメントその1」についてのご紹介です。
「全棟耐震等級3の取得を宣言します」のご説明です。

耐震等級3はなぜ大事なの?

耐震等級3の取得を宣言します

 

日本は世界でも有数の地震大国

日本は地震大国

日本は世界でも有数の地震多発国であり、年間に感じる地震の回数は1,000回を超えるとも言われています。これは、日本列島が4つのプレートの境界に位置し、常に地殻変動の影響を受けているためです。地震への備えや耐震対策は、暮らしの安心・安全を守るために欠かせません。

予測を超える大地震の脅威

2025年の日本政府の地震調査委員会からの発表で、南海トラフ巨大地震の30年以内の発生確率が80%程度に引き上げられました。
また2024年に地震が起きた石川県能登半島も、予測地図上では発生確率が高くないとされていました。このことからも、特定の地域に限らず、すべての人が大地震への備えを進める必要があるといえます。

●耐震性能はこれからの家づくりに必須です。
●高い耐震性を保証してくれる住宅会社を選びたいですね!

耐震等級とはなに?

耐震等級とは

耐震等級1 建築基準法の水準

建築基準法がすべての建物に求めている最低基準。
極めて稀に発生する地震で命を守れる耐震性

耐震等級2 等級1の1.25倍の強さ

避難先となる学校や病院などの公共建築物の耐震性に相当。繰り返しの揺れでは損傷・倒壊の可能性も

耐震等級3 等級1の1.5倍の強さ

耐震性の国内最高基準。防災拠点となる消防署や警察署などの建物の耐震性に相当

自分や家族の身を守るために安全な家を建てることは必須!
これから家を建てるなら耐震等級3を目指したい!

なぜ耐震等級3が必要なの?

熊本地震で明らかになった建物損傷との関連性

2016年に発生した熊本地震は、震度7を2回、震度6強を2回観測するなど大規模な災害でした。
耐震等級1・2の建物は多くが1回目の地震で倒壊してしまいました。1回目で被害が大きくなかった建物でも、2回目以降の地震で倒壊してしまったケースが多数あります。

多くの建物で甚大な被害が出る中、耐震等級3の建物は多くが無被害でした。
(被害が出た一部も半壊・一部損壊に留まった)

「耐震等級1」が意味するもの

耐震等級1は、建築基準法で定められている最低限の耐震性能を満たす水準です。
具体的には「数百年に一度程度発生する規模の地震による力(東京における震度6強~7相当)に対して、倒壊・崩壊しない」、「数十年に一度程度発生する規模の地震による力(東京における震度5強相当)に対して、損傷を生じない」程度を基準としています。

注意すべきは、震度6~ 7の地震で「倒壊・崩壊しない」の一文です。これは裏を返すと、「倒壊はしないが、一定の損傷を受けることは許容している」という解釈もできます。地震が起こった後に補修が必要になったり、大きな損傷があった場合には建て替えが必要になることも考えられます。

さらに、複数回の大地震が起きてしまうと倒壊・崩壊する可能性は極めて高くなります。つまり、一度は命を守れても住み続けることは想定していない水準ということです。

また、災害が起こった場所で多くの家や建物が壊れてしまうと、避難経路を塞いだり復興支援の妨げにもなってしまう恐れがあります。
家族のためだけではなく、周りの人や街を守っていくためにも耐震等級3の取得が重要!

耐震性能の計算方法は2種類あるってホント?

耐震性能の計算方法は2種類ある

性能表示計算

住宅性能表示制度に基づき、建物の性能を数値的に評価する計算手法。検討項目が少なく、極めて簡易的な計算となります。

許容応力度計算

建物にかかる力(荷重)と構造部材の強度を詳細に計算し、安全性を確認する方法。専用ソフトを使用してあらゆる項目を詳細に検討します。性能表示計算より信頼性が高いことがポイントです。アウトプットも300~ 400ページにわたるものに。

性能表示計算で耐震等級3を取得しても、許容応力度計算をすると耐震等級2になる場合もあります。
許容応力度計算は構造物に作用する荷重や応力を詳細に計算し、部材ごとに必要な強度を明確にします。その結果、強度に余裕を持ちすぎた設計を回避できるため必要最低限の部材・材料で安全な設計が可能になり、コストダウンを図ることもできます。

“許容応力度計算”で耐震等級3を取得することが大事です!
この点を重視してくれる住宅会社にお願いしたいですね!

伊駒建設では、必ず許容応力度計算

弊社ではすべての建物において「許容応力度計算」による構造計算を実施しています。安全性・耐震性を数値で確認し、地震に強い安心の住まいをご提供するため、全棟での構造チェックを徹底。ご家族の未来を守るために、見えない部分にも誠実な家づくりを行っています。

地域で安全な家を建てているでしょうか?住宅会社選別チェックリストとは

住宅会社選別チェックリスト

地震大国・日本において、耐震性能は決して妥協できない要素です。
人生で最も大きな買い物とされる住宅が、地震によって損壊・倒壊し大切な命を脅かすことがあってはなりません。
住宅会社には、お施主様の安全な暮らしを守る責任があります。
本当に「命と安全を守る家」を建てている会社かどうか、慎重に見極めましょう。

チェックリストはこちら

●提供する住宅の全棟で、耐震等級3の取得を約束している
●計算方法が「許容応力度計算」である
●過去の「許容応力度計算」での構造計算書を見せてくれる
●最初のプラン提示で耐震性を考慮したプランを出して説明してくれる
●図面が確定してから構造計算や確認申請提出までのフローが確立しており
適切な期間で進むスケジュールを提示してくれる

伊駒建設は住宅性能コミットメント宣言に参画しています!

住宅性能コミットメント宣言に参画しています

全棟温熱計算をし、全棟気密測定を実施する
非常に高いレベルのUA値・C値を全棟保証する
の2点をお約束します。

住宅性能コミットメント宣言ってなに?

住宅性能コミットメント宣言とは

近年、国を挙げて住宅の高性能化が推し進められています。
高性能住宅は、住まい手にさまざまなメリットをもたらします。

例えば暖房や冷房に必要なエネルギー消費を削減できるために光熱費の節約につながること、優れた高断熱・高気密により冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境をつくり、住まい手の健康増進が期待できることなどです。

こうした国の動向に合わせて、今やどの住宅会社でも「高性能」「高断熱高気密」「省エネ住宅」などと宣伝し、このトレンドに追随しようとしています。

ですが、そもそも高性能住宅に関する知識や技術力は会社によって異なるうえに、その性能を測る基準があいまいだったり、同じ会社でも建てる家の予算などによって住宅性能にムラが生じることもあり、本当の意味での高性能住宅を建ててくれる会社を判断するのは至難の業といえます。

住宅は人生で最も大きな買い物といわれます。せっかくなら、経済的で快適に暮らせる家にしたいですよね。
住宅性能コミットメント宣言は、住宅購入を検討している皆さんが後悔しないための「暖かく・涼しく・適正な価格で」建てられる家づくりを日本中に普及したいという考えのもとに始まりました。

「住宅性能コミットメント宣言」の公式WEBサイトでは住宅に関する幅広い知識を紹介したり、住宅会社を正しく選ぶための判断基準をわかりやすく解説するコンテンツを提供したりしています。

ご自身とご家族の安全と資産を守り、経済的かつ健康的に暮らしていくために、まずは住宅についての知識をしっかり身につけていきましょう。

知っててほしい住宅性能の基本は?

高性能住宅に必要な「断熱性」と「気密性」です。
高性能住宅において 「断熱性」と「気密性」はとても重要なキーワードです。
ぜひ覚えておいてください。

断熱性とは

断熱性とは

外気の熱や冷気を室内に入りにくくする

断熱性とは、外気の暑さや冷気を室内に入れないよう遮断する能力を示すものです。
UA値(外皮平均熱還流率)という指標で表され、住宅の内側から外部へ逃げる総熱量を外皮面積(表面積)で平均した値になります。値が小さいほど断熱性能が高いことを表し、効率よく室内を温めたり冷やしたりすることができます。
UA値は温熱計算を行うことで求めることができます。

お住まいの地域を確認してみましょう

地域によって求められるUA値の水準は異なります。また、各地域ごとに断熱等級が分けられており、省エネと健康快適の両立を実現するには「断熱等級6」が必要といわれています。

つまり、住宅会社を選ぶ際にはUA値が必ず断熱等級6以上を満たしていることを約束してもらう必要があります。
まずはお住まいの地域で、断熱等級6をクリアするUA値の基準値を確認しておきましょう。

住宅会社選びのPOINT

①必ず断熱等級6をクリアすることを保証してもらいましょう。
②必ず温熱計算をしてもらい、実際のUA値を数字で確認しましょう。

気密性とは

気密性とは

隙間をなくし空気が出入りしにくくする

気密性とは、住宅の隙間の密閉性を表す能力を示すものです。
C値(相当隙間面積)という指標で表され、数値が低いほうが住宅に隙間が少なく気密性能が高いということになります。高気密の家は外部からの不要な空気の侵入を防ぎ、熱の出入りが少ないため室内の温度や湿度を維持しやすい環境だといえます。暖房や冷房のコストを削減できるため、環境への負荷も低減されます。

気密測定は必ず実施しましょう。

C値は実測値である必要があります。そのため、専用の測定器で実際に1棟1棟測定してみないと結果がわかりません。気密測定を行わない会社はまだまだ存在します。しかも、同じ材料を使って建てていても施工の技術差により気密性は落ちてしまうのです。

気密性の確保に真剣に取り組む住宅会社の場合、全国的にC値0.6以下を水準として設定されているようです。この「C値0.6以下」という基準をもとに、全棟気密測定を実施しているかどうかを住宅会社に確認してみましょう。あわせて自社のC値基準を教えてもらうことも忘れずに。

その会社がC値基準を宣言できるということは、日ごろから気密測定を実施し、安定した気密水準を維持できているということ。施工力の高さの証明にもなります。

住宅会社選びのPOINT

①全棟気密測定を実施し、全棟結果を提示しているか確認しましょう。
① 必ずC値0.6以下になることを保証してもらいましょう。

住宅性能コミットメント宣言 住宅会社選別チェックリスト

住宅会社選別チェックリスト

住宅会社選びの際に確認しておきたいことを簡単にまとめたリストです。
住宅会社を訪問する際には下記項目を確認するようにしましょう。

住宅会社のチェック項目

●断熱性能の重要性について丁寧に説明してくれる
●UA値を「断熱等級6以下を約束します」と言ってくれる
●気密性能の重要性について丁寧に説明してくれる
●全棟気密測定を実施している
●C値0.6以下を約束してくれる
●耐震等級3を約束してくれる
●性能と光熱費の関係を丁寧に説明してくれる
●窓は樹脂サッシを使用している
●窓ガラスはLow-Eペアガラス、またはトリプルガラスを使っている

推奨項目

●耐震等級は「許容応力度計算」で算出している
●パッシブデザインについての説明をしてくれる
●床下の断熱は基礎断熱である

おうちの性能UA値・C値を当社は宣言します。

おうちの性能 UA値・C値を当社は宣言します

当社はおうちの性能をあらわすUA値・C値を宣言し、その数値をお約束します。

おうち性能 UA値・C値を宣言し、その数値をお約束します

[住宅性能コミットメント宣言] 登録店
当社がお約束(保証)していること
温熱計算と気密測定を全棟で実施する
高レベルのUA値・C値を全棟で保証する
耐震等級3を全棟で保証する

愛知県日進市の地域密着58年の工務店・伊駒建設は、日進市・長久手市・みよし市・東郷町・尾張旭市の近隣の皆さまに快適なお住まいのお手伝いを行っています。家の断熱改修リフォーム・水回りリフォーム・耐震リノベーションなど、住まいのお悩み・ご相談はお気軽にお問合せください。耐震補強・地下室・防音室・建物解体などのご相談も承ります🏡

新築工事では建築家と工務店がつくる注文住宅を、GX志向型ZEH住宅の補助金を活用し、UA値0.46以下・C値0.4以下・耐震等級3・断熱等級6で建てています。資金相談・土地探しなどのご相談からでも、お気軽にお問合せください。ハザードマップを踏まえた住まいの安全対策も、地域密着の経験を活かしてご提案いたします🏠

またお庭づくりのご相談も行っています。カーポート・ガレージ・目隠しフェンス・芝生庭・植栽・ポスト・スロープ・手すりなど、ガーデン・エクステリア工事などお気軽にお問合せください🌳

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個性をカタチに、賢い家づくり
あなたが知らない、
新しい家づくりのカタチ

伊駒建設株式会社

〒470-0111
愛知県日進市米野木町土岡109番地
TEL:0561-73-6231
施工エリア:日進市・みよし市・長久手市・東郷町
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記事掲載日:2025年08月15日







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