こんにちは、地元密着56年 愛知県日進市の工務店 伊駒建設です。
いつもご覧いただきありがとございます。
今日は、「日本の玄関扉はなぜ外開きが多いのか」についてお知らせします。
開き戸には「外開き」と「内開き」があるのをご存じですか。
扉を部屋や玄関の内側から外側へ向かって開くことを「外開き」、逆に外側から内側に向かって開くことを「内開き」といいます。日本の玄関扉は「外開き」が多く、欧米の玄関扉は「内開き」が多いといわれていますが、皆さんはその理由を考えたことがあるでしょうか。
日本は玄関で靴を脱ぐ習慣があります。また国土面積に合わせて家がコンパクトであるため、玄関扉を「外開き」にする家が多いのです。
また欧米では、防犯上の理由が大きいと言われています。万が一の外からの侵入者を防ぐ為には、玄関扉を「引く力」より「押す力」の方が強いため、家の中から内開きの扉に全体重をかけて押すことが有効と考えられているのです。また扉をささえる蝶番(ヒンジ)が外部に露出していると侵入されやすくなってしまうともいわれています。
なにげなく付いている家の中の開き戸にも目を向けてみてください。住宅のトイレの扉に「外開き」が多いのは、トイレの中で倒れてしまった人や動けなくなってしまった人を助けやすいように配慮されたもので、逆に公共施設のトイレなど不特定多数の人が使う場合は、安全な通路の確保にポイントがおかれ「内開き」となっている場合が多いのです。
最後に、日本には「引戸」という、昔から使われてきた形式の戸があります。部屋を区切るという意味では、防犯や気密の面で開き戸よりもやや弱い部分もありますが、例えば数枚で仕切る間口の広い引戸には、部屋をほどよく仕切ったり繋げたりという役目もあり、日本人の状況に応じて空間を使い分けたいという考え方にはぴったりかもしれません。
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
【実例紹介】
このお宅の計画地は東西に住宅があり、南側にはマンションに囲まれた閉鎖的な場所です。
その環境でアウトドア好きなお客様のためにどのような環境が最適かを建築家が検討しました。
また敷地の高低差を利用し法面(のりめん=傾斜面)を設け、印象的なファサードとなるように計画しています。室内空間は吹き抜けを設けた開放的なリビング、それとは対照的なコンパクトな畳コーナー等、外部からの視線を遮りながら落ち着いた環境を確保できるように考えました。その中で自分達色にどのように生活されていくのか…とても楽しみです。
モノトーンのシンプルな外観。敷地の高低差を活かした玄関アプローチにより印象的なファサードとなっています。
吹き抜けのある家の中心となるリビング。視線を遮りながら上部からの採光を得ています。
リビングの開放感と落ち着いたボリュームのダイニング・キッチン、吹き抜けを介して繋がる2F。
家全体が繋がっているのが良くわかります。
リビングとは対照的に籠りを意識した畳コーナー。ゴロンとしたり読み物をするための「ヌック」的な使い方をしてもらいたいスペースです。
子供たちも利用できるスタディカウンター。勉強に集中していてもなんとなく気配で1Fと繋がるような位置に計画しています。
-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-
【おうちのマメ知識】
●夏の寝具のお手入れ
夏は湿度や温度が高いため、寝ている間にも沢山の汗をかいています。寝具も清潔に保って、快適な睡眠で暑い夏を乗り切りたいですね。
◆タオルケット
まずはお洗濯表示を確認してください。洗濯桶のマークがあれば、自宅でのお洗濯が可能です。
×印が付いているものは、手洗いでもNGですのでクリーニングへ出してください。洗う頻度としては、枕カバーやシーツと同様に週1回程度です。お洗濯をすることで、においや汚れだけでなく、ダニの発生を抑えることができます。
◆カビ予防
フローリングのお部屋に、直接お布団を敷いている場合に気をつけたいのが湿気です。
布団を敷きっぱなしにしていると湿気がたまり、カビの原因にもなりかねません。
布団の下に、すのこや除湿マットを敷くなど対策をすることで通気性が良くなります。
─━─━─━─━─━─
「建築家と建てる家を、身近に、手軽に」
アールプラスハウス日進みよし
produced by 伊駒建設株式会社
〒470-0111
愛知県日進市米野木町土岡109番地
TEL:0561-73-6231
庭づくりのInstagram
─━─━─━─━─━─